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音楽家ロメオ・ポワリエが『Living Room』でたどり着いた境地とは H. TAKAHASHIとも共鳴する制作背景を語る

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サウンドコラージュを幾重にも重ね、メディテーティヴで芳醇なアンビエントを奏でるフランスの電子音楽家ロメオ・ポワリエが今年5月に待望の初来日を果たした。ロメオは、東京都庭園美術館で行われた「PRADA MODE」を皮切りに、日本の音楽レーベル〈FLAU〉によるライヴイベント「CROSSS」、代官山「晴れたら空に豆まいて」の3会場でモジュラーシンセを用いたライヴを披露し、詩的な瞑想空間を作り上げた。

昨年発表した最新アルバム『Living Room』は、前作『Hotel Nota』に続き世界中の音楽愛好家の間で話題を呼んだ。ドイツミニマル・音響シーンで活躍するヤン・イェリネックが主宰するレーベル〈Faitiche〉からリリースされた同作は、サンプリングを多用したさまざまな音像が絶妙なバランス感を持って溶け合い、聴き手を遠い記憶の彼方へと誘う。瀟洒なムードをまとったアルバムは生活にもなじむが、タイトルの『Living Room』は部屋の“リビングルーム”という意味だけでなく、もっと奥行きのある言葉のようにも思える。

そんなロメオの創作源を探るべく、「晴れたら空に豆まいて」でも共演していた「Kankyo Records」のオーナーであり音楽家・建築家のH.TAKAHASHIを迎え、アルバムに込めた思いや制作手法、自身のバックグラウンドから日本の音楽についてまで幅広く話を聞いた。

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